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Merveille~フランスの風~

フランス風をぶいぶい吹かせてゆきます。

シャルリー・エブド社での銃乱射事件、フランス人の反応

フランスの風刺週刊誌、シャルリー・エブド社パリ本社で

銃乱射事件が起きたことは日本でも大きく報道されている様子。

 

事件については報道を見ていただくとして、この事件に対する

フランス人の反応をお伝えしようと思います。

 

まず、事件が起きた昨日7日の午後~夜にかけて、フランス全土で

被害者の追悼集会が(ほぼ自然発生的に)行われました。

パリのリピュブリック広場で35000人、レンヌで13000~15000人、

リヨンで10000~15000人・・・。

ナントでも約5000人が集まったとのこと。

実際にその場に参加した友人・エリック撮影の写真と

彼がフェイスブックに載せた感想 ※本人の了承は得ております~

 

ーーー以下、引用

 

「今日、ぼくの国は苦しみの元に結束した」

18時、ロワイヤル広場、ーここは数週間前に、クリスマス・マーケットに

アホが車で突っ込むという悲劇の舞台になった場所だー

何人集まったか、たぶん何千人って単位だろう。

 

政治活動家やジャーナリストもいただろう。

 

 

ぼくは怖かった、他の参加者だって怖かったはずだ。

 

だって、もしまだアホな奴らがテロを続けようとするなら、

この場ほど攻撃するにふさわしい標的は無いだろう?

 

だったらどうだ?これ以上、なにもしないでいるのか?

それは違うだろ。

こんな、自由の国に生きているラッキーなぼく等。

 

ジャン・マルク=エロー(Jean-Marc Ayrault、元ナント市長で前首相)

と、ジョアンナ・ロラン(Johanna Rolland、現ナント市長)がいたのは

ぼくにとって気持ちいい驚きだった。

 

彼らの表情が、今の状況を雄弁に語っているよね。

(写真はクリックで拡大できます)

 

帰り際に、モカブとばったり会ったんだ。

彼はぼくの元同僚で、ぼくはよく知っている。

彼の仕事(カメラマン、ジャーナリスト)のことも。

 

 

 

モカブは彼の母親と一緒に来ていた。

許しを請うために。

彼らはイスラム教徒だ。

 

彼とその母は、イスラム教徒としてその場に跪き、涙を流した。

自分たちと関係のない遠い事件のために。

その勇気、慎み深さ、謙虚さ。

 

今日、ぼくの国は結束した。ひとつになった。

でも、だからってそんなにうれしくなれなかった。

 

ーーー引用、以上。()内は私の加筆です

 

 

フェイスブックで見つけたフランス友だちの反応。

 

「今、フランスは試されています。

 

結束するか、偏見と排斥を選ぶか。」

 

「この事件はFN(極右政党)へのバイアグラだ」

 

「こんな病んだ国に特効薬は無いんじゃないか。

回復までには長い時間がかかりそう」

 

 

みんな、表現の自由に対するこの暴力に

ショックを受けている。

私もまだちゃんとした感想が見つからない。

 

フランスで暮らす外国人として、外人差別と偏見の方向に

進むのはまったく好ましくない。

 

(よく、日本人なんだから大丈夫だよ、って言う人がいますが、

行政上は私たち日本人も「ヨーロッパ外からの移民」です・・・)

 

個人レベルでは、こうして表現の自由という権利を守ろうとする

フランスが、フランス人が大好きだ。

 

でも、今日また模倣犯みたいなアホが警官を撃ったみたいだし

安全を守るために政府はテロへの警戒を強めるだろう。

 

フランスの今後はどうなるのやら・・・