おしゃれで有名らしいマレ地区ですが、 ここで一生懸命お買い物しなくてもいいんじゃ...って気がします。
たいていの有名ブランドは日本で買えるし、日本のお店は 日本人に似合うものをバイヤーさんがセレクトしてるし。
そしてろくな飲食店が無いことでもマレは有名。
そんなマレ地区、ヴォージュ広場と、 絶賛閉館中のピカソ美術館は別格として、 ダリアの一押しスポットはここ、 カルナヴァレ博物館
パリ市営の美術館なので 入場無料。
中庭のベンチでくつろぐだけでも利用価値高いです。
さて、前回に引き続き、私の個人的過ぎる美術鑑賞講座。
歴史的・美術的・技術的価値がまったく分かってなくても 美術館や博物館を楽しむ技。 それは、ものすごい自己中心的に鑑賞すること。
「この部屋なら住んでもいいな」とか。
じゃあ、このテーブルをいただくわ。
など、口に出したら人格を疑われそうな妄想を楽しむ。
自己中心的に、「私」と「モノ」の出会いを愛おしむ。
ちょっと極端に書きましたが、 そこにあるオブジェがただの展示品でなく、 誰かが作って、売って、買って、 大事にされたり手放されたり、何人もの手を渡って 今、目の前にあると考えてみると、 出会えたことがありがたく感じるのです。
あとは基本ですが、好奇心の羽を広げまくる。
何人家族?とか、 どーでもいいことをいろいろと。
そして、点と点が線になる瞬間を楽しむ。
↓フランス革命時、市長が市庁舎前で暴徒の殺されるの図。
↓うあーここ、昨日、前を通ったよ!
しかし、当時の市庁舎はパリ・コミューン時に全焼して、現在の建物はその後に復元されたものと知る。
まったく新しい庁舎を別の場所に建てることもできたのに、同じ場所に過去のモデルを復元したのはなぜか?
政治家の意向かもしれないし予算の問題かもしれない。
正解はひとつではない、調べていけばきりがないところが 歴史の楽しいところ。
えっと、そんなこと考えながらぐるぐる館内歩いてたら、 あっという間に閉館時間になってしまいました。
心身ともに、ぐったり←でもしあわせ・笑!!