先日、寮の友達つながりで、
ソーミュール城で働いてる女性(ファニさん)と知り合い、
いろいろ参考になる話が聞けました。
・ほんとは大学院で研究を続けたいけど経済的に難しくなり、
今年は働いている(1年間の期限付き雇用)
・色んな町で研修した。
日本で例えると、
去年は倉敷、今年は金沢、研修で3週間福岡に行った事がある
ってかんじの、フットワークの軽さ。
彼女はそんな暮らしを楽しんでいるし、
研修は「学ばせてもらう」わけだから、
バイトと違って有意義である、という意見。
けっこう衝撃を受けました。
私は、「研修なんて、タダ働きかよー」ってどこかで思ってたし、
「どこを狙えば入りやすいか」ってところに重点を置いて
研修先を探そうとしていました。
でも、彼女に
「大きい美術館と小さい美術館のどちらが研修をしやすいか」
と質問をしたら、
「何に興味があって、何をしたいか。それを基準に探したらいい」
と、すごくまともなアドバイスをもらい。
観光客の少ない冬より、夏のほうが研修先が見つけやすいと思うんだけど、
どう思います?って質問には、
7,8月は「観光シーズン」で忙しいだけ。
仕事内容の面では2,3月の方が「夏に向けての企画立案」など、
文化的で創造的なことができるので、
冬季の研修のほうがより意義深い
というお答え。
私は今まで、愛着を持てるような分野で仕事したことが無く、
「職業意識」がほんとに希薄な人間で、
文化的な仕事をしたいという夢のために、この年になって留学したくせに
現実に直面すると 速攻で イージー な方に
流れようとしておりました(恥) 。
ファニさんの考え方は、日本だと
理想主義過ぎて「現実が見えてない」って言われるかもしれません。
でも、
理想実現のために、毎年引越ししても構わない。
文化にかかわる仕事をする人間は、
色んな土地を知ること自体、いい経験になるから。
と語る彼女は、カッコよかった。
その強さ、バイタリティ、向上心、
見習わせていただきます!!